あまり知らないアクセサリーの部材の種類と使い方について。Staff nori’s blog
こんにちは。
ラフィア神戸 noriです。
アクセサリーをづくりであまり知らないアクセサリーの部材の種類と使い方について。
アクセサリーを自分で作られる方はパーツ屋さんに足を運び、様々な部材を手に取って初めて知ることも多いかと思いますが、アクセサリーを購入される方はあまり部材について知る機会はありませんよね。
そんなお声にお応えして、アクセサリーづくりに使われる部材について種類と使い方をご紹介していきます!
様々な種類の部材の中で今回は、下記の部材を取り上げていきます。
・Tピン
・9ピン
・丸カン
・テグス
・ワイヤー
パーツを繋げる金具パーツについて
イヤリングに下げるアクセサリーはパールや、ビーズ、シェルなど様々なメインとするパーツがあります。
それらのメインパーツを引き立てて、繋ぎ合わせる役割の部材。

例えば、写真のようなイヤリングを取り上げてみましょう。

イヤリング金具はエアフィットイヤリングクリップを使用していますが、そのクリップの正面には半球のビーズパーツを溶接しています。
さらに下には、糸で作ったボール型のパーツ、そしてビーズを傘の部分にあしらったタッセルを下げた作りになっていますね。

このイヤリングの場合は、タッセルとビーズパーツがメインのデザインです。
特にタッセルが揺れ感を作るためタッセルを引き立てるよう、
間にボール型のパーツを下げて、長さを作り揺れる動きを楽しんでいただけるような仕様にしています。

ここでそれぞれのパーツを繋げている部分に注目してみましょう!
上部のビーズパーツの下に丸い金具が下がって見えます。
真ん中の糸を使ったボール型パーツは上下に丸い金具をつけ、上部のビーズパーツとタッセルを繋げる役割をしています。

ここで真ん中のボール型パーツで使っているのが、9ピン。
上下のパーツを繋げる中間パーツに使うことが大半です。
また、タッセルのお尻となるパーツには、TピンといったTの字になった片方だけ繋ぎを作るパーツを使っています。
そして上部のビーズパーツの下についている丸い金具は、丸カンという丸い金具です。
どれもペンチを使って先端を開閉し、パーツとパーツを繋いでいく役割を持つアクセサリーの部材です。
アクセサリーづくりの基本となる繋ぎの金具パーツですので、この3つはおさえておきましょう!
【Tピン】

ビーズを通し、端をヤットコなどで丸めて接続できる状態にし、アクセサリーの先端部分などに用います。 形はアルファベットの“T”に似ていて、細い釘のようにも見えます。
【9ピン】

片方の先端にループのある長いまっすぐなピンで、ビーズ等を通し、先端を丸ヤットコなどで丸めて、他のパーツとつなげるための金具になります。
【丸カン】

他の金具やパーツを連結する際などに、そのつなぎ役として使用する、丸型の金具です。
ビーズを通す部材について
ビーズを編んだデザインに使う、ビーズを通す部材もご紹介します。

こちらのピアスは、フープ型のピアスポストのついた金具パーツを土台に小さなパールビーズを編んでいます。
このビーズを編むときに使う部材が、ワイヤーもしくはテグスを使います。
【テグス 】

テグスとは、釣り糸とは、釣りに使われる細い糸のこと。
張り感のある糸ですが、ワイヤーのように曲げても型ができません。
【 ワイヤー】

針金とは、金属を細長く糸状に延ばしたもの。
テグスとは違い、曲げると型がつきます。
この2つはあハンドメイドアクセサリーの製作過程でよく使われる部材です。
ビーズやパールをアレンジしながら留めたい時にテグスもしくはワイヤーを使います。
テグスの種類について
テグスは釣り糸ですが、釣り用とは違い、アクセサリーに使うテグスは細いものがほとんど。
素材によっては強度が違ってくるため使い分けてくださいね。

使いやすいサイズは、6号(0.4mm)。
こちらはネックレスやブレスレットに向いています。
先ほどのピアスのように土台に編み込むときは、4号(0.23mm)がおすすめです。
【ナイロン製 】
安価で、伸縮性のあるナイロン製のテグスは、細かいビーズワークに向いています。
しかし、傷がつくともろいのが特徴です。
湿度、紫外線などにも弱いので、保存方法には注意してください。
ワイヤーの種類について
天然石やビーズのハンドメイドアクセサリーに使われるのがワイヤー。

ビーズなど小さいパーツを通すワイヤーの場合は、細いタイプを選びます。
また、石留めなどには太めのタイプを主に使います。
アクセサリー用のワイヤーは、銅や真鍮線にシルバーやゴールドをメッキし、表面にコーティングすることで劣化を防いでいるものが大半です。
海外生産がほとんどで、時代による種類の流行り廃りがあると言われています。
【アーティスティックワイヤー】
パーツ屋さんで種類豊富に置かれているのがこちらのワイヤー。
アメリカのメーカーで銅を芯に銀色はシルバーメッキ、金色はゴールドメッキ。または、芯に真鍮や銅の色をそのまま活かした商品もあります。
⇒パーツ留めなら0.3mmか0.4mm
⇒めがね留めなら0.5mmか0.6mm
使い方によって太さを選んでくださいね。
【 ジュエリワイヤー・カラーワイヤー】
こちらも銅線や真鍮線にゴールドメッキ、シルバーメッキをしたワイヤーです。
カラーナイロンのコーティングが施されていることから、金銀意外のカラーワイヤーも出ています。
【 ヨーロピアンワイヤー】
スイス製のワイヤーで、銅の上に銀とポリウレタンエナメルでコーティングを施されていることから、変色に強くアレルギーも出にくい素材とのことです。
他のワイヤーよりも綺麗な発色ですので、ワイヤーもデザインとして見せたい時はヨーロピアンワイヤーをお使いください^^
テグスとワイヤーの使い分け

テグスは、デザインの立体感を見せたいときに向いています。
先ほどのピアスが良い例のようにビーズで編み込んだ立体的な作りにさせたい場合はテグスを。
パーツとパーツの繋ぎを固定させたい時や、モチーフとして見せたい場合は、ワイヤーを使うことをおすすめします。
特に天然石などの重さのあるパーツを繋げる場合などはワイヤーが向いているでしょう。
テグスとワイヤーを使い分けるポイントは、メインとなるパーツの素材と強度を考えることです。
それぞれの部材の特徴を理解しながら、アクセサリーづくりに工夫を凝らせてみるのもよいでしょうね。
いかがでしたでしょうか?
今回は、主にパーツの繋ぎとなる金具パーツと、パーツを通す際に使う部材についてご紹介しました!
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに♪
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