【アクセサリーの知識】ピアスポストに使われる「チタン」や「サージカルステンレス」は肌にやさしいの? Staff nori’s blog
こんにちは。
RaffiaスタッフNoriです!
【アクセサリーの知識】編ということで今回は、JewCasのピアスポストによく使われている「チタン」や「サージカルステンレス」について書いていきたいと思います。
金属アレルギーになりにくい金属として「チタン」や「サージカルステンレス」が有名ですよね。
金属アレルギーとは?
そもそも金属アレルギーとは、金属によって直接アレルギーが発症するのではなく、汗などの水分に溶け出した金属が体内に入り込み『異常物』として捉えた抗体機能がアレルギー症状として現れることを言います。(汗などで金属が溶け出すことを専門用語でイオン化と言います。)
このイオン化した金属が、肌のタンパク質と結びつくことで、体に本来なかったたんぱく質(アレルゲン)ができ、アレルギーを発症してしまいます。
金属アレルギーになる原因は、歯の詰め物の銀歯や、アクセサリーなどの装飾品、メガネのフレームなどが挙げられます。
主な症状
◉アクセサリーを外した後、金属が触れていた部分がアクセサリーの形に赤みを帯びている
◉アクセサリーを着けている部分の皮膚がかゆくなった
◉金属が触れていた部分に、湿疹のようなボツボツができた
◉ピアスを付けている耳たぶが、熱を持っているような感覚
◉ピアスを付けている耳たぶに痛みを感じる
金属アレルギーが起こりやすい金属は?
下記の金属は比較的アレルギーが起こりやすいとされている金属です。
- ニッケル
- コバルト
- 錫(すず)
- パラジウム・クロム
- 亜鉛
- 鉄
- 銅 など
比較的安価な金属であるため、手頃な価格のアクセサリー等に使用されていることが多いのが現状です。
金属アレルギーを予防したい方はできるだけこういった金属を避けることをおすすめします。
チタンは肌にやさしい?
チタンという金属は、元素記号では「Ti」と表記します。
チタンは、酸化物が非常に安定で侵されにくく、空気中では空気に触れる表面が強力な酸化物で覆われるため白金や金などの貴金属とほぼ同等の強い耐食性を持ちます。貴金属に負けないくらいの耐食性を持っており、比較的安価な金属と言えます。(Wikipediaより参考)
つまり、安価でありながらも、貴金属と同じくらい安定している性質を持つことから、金属アレルギー反応で起こるイオン化になりにくいのです。
そのため、金属アレルギーに対応したアクセサリー製品として扱いやすい素材であるのです。
しかしながら、アクセサリー全体がすべてチタンというわけではありません。別のパーツ部分は合金でニッケルを含んだものもあるので、パーツが肌にあたり金属アレルギーが起こるというケースもございますので、その点はご注意くださいね。
一方で、サージカルステンレスは肌にやさしい?
サージカルステンレスという金属で作られたアクセサリーを、よく見かけるようになりました。ステンレスの特徴はというと、錆びにくいことが大きな魅力です。
ステンレスに含まれるクロムによって、厚さ1〜3ナノメートルの極めて薄い膜(不動態皮膜)を金属表面につくり、錆の進行を防いでいることから、優れた耐食性を発揮しています。(http://www.metal-allergy.jp/stainless.html より抜粋)
サージカルステンレスは、医療器具として使われていることが多いのですが、JIS規格では実は、「サージカルステンレス」というジャンルはなく、「JIS-G-4303 ステンレス鋼棒」という、
SUS316、SUS316L、SUS316LVM、SUS420J2、SUS431、SUS440、SUS630
という名称のステンレスが、「サージカルステンレス」と呼ばれています。(http://www.metal-allergy.jp/stainless.html より抜粋)
このJIS規格の中のサージカルステンレスの中でも、特に錆びにくく、より溶け出しにくいという性質を持つのが、「SUS316L」。
一番腐食しにくいとされているため、金属アレルギーが起こりくいとされています。(しかし、100%であるとは言えません。)
しかしながら、サージカルステンレスといっても多種類ありますので、サージカルステンレスと表記のあるものでも「SUS316L」としっかりと表記されている製品であれば、販売したいる側も素材の性質をわかった上での表記となるので、比較的信頼度の高い販売元であると言えますね。
チタンポスト、サージカルステンレスポストであっても、主成分として、アルミニュウムやクロムなどが含まれた合金という場合があるため、かゆくなる可能性はあることも覚えておいてください。
また、今後はチタンであっても、サージカルステンレスであっても金属アレルギーが起こる場合があります。
今、アクセサリー選びで悩んでいるという方は、金属のどの部分でまた、どんな素材のものでよくかゆくなるのか、自分自身の体を観察しながら、予防のために身に着けるものを選択することが大事です。
一つの選択肢としてはRaffaでは純チタンコーティングを施した「ノットアレ」アクセサリーブランドがございます。
ご興味ある方はこちらからcheckしてくださいね^^
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに♩
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